徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

中国 紅十字会団体会員徽章

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今日、小さな記事が私の目を引きました。
「国際赤十字締約国会議は8日未明、従来の赤十字イスラム圏で利用されている赤い3日月(赤新月)に加え、赤い水晶「レッド・クリスタル」(ひし形)を第3のマークとして承認した。十字と3日月は宗教色があるとして使用を拒否してきたイスラエルなども赤十字の国際的な活動に参加できるようになる。」(読売新聞)
全世界で人道主義的傷病者救助のシンボルとして有名な赤十字キリスト教のシンボルの押しつけと反発するイスラム世界では、赤十字じゃなくて赤新月マークが使われていることは知っていたが、イスラエルも独自に「ダビデの赤盾」マークを使用しているとは知らなかったなあ。公平中立博愛精神といっても、やはり立場によって受け入れられないものは受け入れられないのだなあ。
やっぱりシンボルマークって、それほど重要なんだと感慨深いものがあります。

赤十字赤新月に対する新しい第3のシンボルは「レッド・クリスタル」。誰がデザインしたのか知らないが、第一印象としてはそれなりにイイ感じ。ただ、「赤水晶」や「赤菱」という名称は、日本語の語呂的にイマイチかな。

さて、ご紹介のバッジは、戦前中国(中華民国)の紅十字会団体会員証章。中国語の「紅」は日本語の「赤」、まさに赤十字そのものです。
なお、これとは別に、中国には「紅卍会」という道教系?組織があるのだが、あとでバッジが見つかったら紹介します。
(今探し中・・・どこへやったかなあ)