徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 海上保安庁バッジ

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今日は朝から尖閣諸島における中国漁船衝突事件のビデオ画像流出のニュースで持ちきりだ。
ビデオをそもそも非公開扱いにしていたのがそもそもおかしい、世界に公開させたのは誠にアッパレな英雄的行為・・・と賞賛するムキもあるが、情報管理という点からすればやはり問題は大きいといわざるを得ない。
もっとも、関係者による内部告発なのか、外部からの不正アクセスによる漏洩なのか、今のところは不明である。でもまあ、何となく関係者がやっているような気もする。

この尖閣諸島における事件で当事者であり、今回のビデオ流出事件でも関与が疑われているのが、海上保安庁である。戦後に設立された、海難救助や領海警備を任務とする国土交通省管轄の組織だ。

せっかくなので、海上保安庁のバッジでも今日は紹介しよう。
膨らみのある丸みを帯びた形をしていて、中心に海上保安庁のシンボル、青の十字、そして周りには波模様が描かれている。
海上保安庁のシンボルマークはあんまりメジャーではないが、これはコンパス・マークと呼ばれるモノ。
公式サイトによると、「安全な航海の道しるべであるコンパスを図案化したもので、海上の安全を担う海上保安庁のシンボルとして、庁旗などに用います。」とある。ちょっと千葉県の県章に似ていなくもない。
旗だけではなく、海上保安官の制服の階級章にも、このコンパス・マークが用いられている。

さて、画像のバッジは、海上保安庁のシンボルが描かれていることから、関連のモノであることは間違いないが、正確なところはよくわからない。とりわけわからないのが、青い十字赤十字でもなく、緑十字でもないのである。さらに、中央に赤い丸が七宝で彩られているが、これもなにか意味があるのか。

というわけですみません、海上保安庁バッジといいながら、実は正体不明なのだ。ご存じの方、情報をお寄せください。