先月、東京オリンピック・パラリンピック大会のボランティア用バッジの入札公告についての記事を掲載したところだ。
何気なく組織委員会のサイトを見に行ったら、おっ、入札結果が出てるじゃないか!
ということで、まあ大したネタじゃあないんだが、いちおうオチをつけておかねば。
競争入札結果は以下の通り。
開札日時 | 2019年11月18日(月)17時00分 |
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契約者 | 株式会社ソニア |
契約金額 | 16,537,461円 |
おお、株式会社ソニアが取ったか。以前オンラインショップを利用したことがあって、私にとっては旧知の会社だ。
ソニア社は、ノベルティグッズ・ピンズ製作会社で、これまでにもオリンピック関連バッジを多数製作・販売もしており、まあ実績もあるので順当という感じだ。
金額だけ見れば、バッジで1,653万円もすんの?とも思ったが、仕様書によれば、製作数は4種類で275,606個。平均してしまえば1個約60円でしかない(どうでもいいが、なぜか落札額といい製作個数といいやけに細かいのはなぜ?)。
これは安いなあ・・・。
例えば、同社のオンラインショップを見れば、似たようなオリンピックのバッジは770円くらいはしており、60円に比べられば格段に高い。果たしてソニア社は採算度外視で落札を取ったか、それとも製造原価を考えればこの程度でも元が取れるものなのか、とにかく製造数が多い(27万個以上!)ので単価を大幅に抑えることができたのか・・・
すみません、徽章文化考察を旨とするこのブログを運営している身でありながら、この辺よくわかりません。
しかしこの組織委員会の入札・発注情報サイト、色んなネタが載っててある意味興味ぶかいんだが、他にどんな会社がいくらで応札したんだか、落札者以外の情報がないのがタマにキズ。
まあ情報公開請求(行政組織でもないのにそんな制度があるかどうか知らんが)でもすればわかるのかもしれないが面倒だしさすがにそこまでヒマでもないのでよしとする。
とりあえず、来年の夏にボランティアの姿を見かけたときには「ああボランティアバッジね、あれってソニア製で原価は1個60円くらいなんだよねー」と何の役にも立たない無駄知識をまた一つ、披歴できるようになったところでとりあえずこの項は終了としたい。
ともあれソニア社様、落札おめでとうございます。ぜひボランティアの誇りになるカッコいいバッジに仕上げてください。