徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 「希望と幸運を招く月メダル」

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月メダル 1969

1969年7月、人類初の月面着陸を果たしたアポロ11号

3人の乗組員のうち、アームストロングとオルドリンの2人は実際に月面にたどり着いたが、彼らが月面に降り立つ間、司令船で支援に当たっていたのがマイケル・コリンズであった。先日、90歳で亡くなったというニュースを見て感慨深い思いがした。

アームストロングはすでに亡く、残るはオルドリンだけとなった。

アポロ11号の月面着陸は全世界に生中継され、日本でも大きな関心を集めた。当時を知っている人は、当時見たテレビ放映を熱く語る人も多い。

画像のメダルは、当時の月ブームを反映したグッズで、箱には「希望と幸運のメダル 月メダル」とある。「監修 国際宇宙連盟協会 日本発売 日本メダル協会」。

「国際宇宙連盟協会」ってなんだ?

メダル表面には月面が描かれ、裏面には「MOON Hope and Hapiness for Mankind 1969」の文字がある。正直、ぱっと見、何のメダルか全くわからない。

よくわからないのが、箱に貼られた「万博メダル 月旅行 抽籤券付」のシール。確かに箱に抽籤番号つきの紙が入っているが、これ当選するとどうなったのだろうと気になる。月旅行って、まさか。

また、説明の紙も付いており、次のような説明がある。

(前略)今やアメリカ始め世界の国々でも月メダルは希望を叶え幸運を招く護身のシンボルとして今までの十字架にもまして流行して居ることはテレビニュースで報じられて居る通りです。只だ流行だけでなく何か不思議な宇宙の霊感と人類は一つとして21世紀の夢と希望を迎へましょう。 礼拝

古諺に「月はつきを呼ぶ」 

うーん、なんだろうな、この全体に漂う能天気な感じは。「月はつきを呼ぶ」なんて諺があるのか聞いたことないけど。単なるダジャレじゃないのかこれ。それに「月旅行抽籤」って何だ。

まあともかく当時の月ブームの盛り上がりが伝わる一品ではある。