徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本? 世界基督教統一神霊協会「栄誉メダル」

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今月3日、世界基督教統一神霊協会(通称、統一協会)の創設者にして総裁、文鮮明が死去した。享年92歳と聞いて、そんなに高齢だったのかと驚いた。信者は彼のことを「メシア」として崇めている。
統一協会には私も個人的に思い出があって、ちょっと感慨深いものがあった。これからあの組織もどうなるのだろう。北も南も、後継者を巡ってお家騒動・・・となるのかどうかが今後の見所だ。
統一協会は日本でも大きな勢力を伸ばしていて、最近はどうか知らないが、かつては大学といえばどこでも統一協会の学生組織、原理研究会が幅をきかせていたものだ。

というわけで、今日は関係のメダルを紹介しよう。
どういうものか、実体はよくわからないのだが、裏面には「愛天愛国 栄誉メダル 日本」と日本語で書かれており、一応は日本製なのだろう。
デカイ箱の裏には、「贈呈 母の国の使命完遂のために 愛天愛国のみ旨に精誠を尽くした貴家庭に心を込めてこのメダルを贈呈致します。 2000年4月11日 世界基督教統一神霊協会 会長 大塚克己」とある。

念のため説明しておくと、メダル中央のシンボル、日本軍旭日旗そのまんまのマークは、日本支部のマークなんかではない。統一協会のシンボルそのものなのである。文鮮明死去のニュースでも、資料映像の中にしっかりこのマークが映っていたから、たぶん今でもそうなんだろう。
最近、なにかともめている日韓間でもこの旭日旗を巡って小競り合いが起きているようだが、韓国人にとってこの統一協会マークは問題ないのだろうかと甚だ疑問がわく。
なお、ここでいう「愛天愛国」の「国」って、自分のナショナリティを指すのではなく、彼らのいう「母の国」を指すんだろうと思われる。

で、何をすればもらえるのかよくわからないこのメダル、とにかくでかくて重い。裏板まで含めると、なんと5層構造。中央のシンボルマーク部分、赤い十字の部分、緑の十字の部分、その外側に広がる金色の部分、そして裏板パーツである。
黄色と赤のリボンは首から提げるタイプ。
細かく見るとアラの目立つメダルだが、派手でデカイので、遠目に見るとそこそこリッパに見えるかもしれない。