(今回の記事もくだらないですので初めにお断りしておきます)
オリンピックの卓球が面白い。絶対王者中国に挑む日本チームの奮戦が燃える。
先日は混合ペアで中国を破り、日本卓球界で初のオリンピック金メダルを取った。いやー、この試合は熱かった。今回のオリンピックで日本戦の中でも一番すごいんじゃないかと思ったくらいだ。
準決勝ではドイツペアに大逆転勝ち(リアルタイムで見ていたが、絶対負けると思った)、中国ペアとの決勝戦でもフルゲームにもつれる大試合を制して優勝した。
さらに今日は、女子シングルスで伊藤選手が銅メダルを獲得。目指していた金メダルには手が届かなかったものの、こちらも日本の女子シングルスとしては初のメダルとなった。3位決定戦で勝ってもなお、準決勝で中国選手に負けた悔しさがにじんでいたが、快挙ではないか。
さて、トップ選手となると国際大会で何度も同じ顔を合わせることになるため、外国選手ともライバルでありながら自然と親しい仲になるようで、今日の女子シングルス表彰式では、こんなやり取りがあったと報じられた。
(前略)表彰式で伊藤と銀メダルの孫との友情が垣間見えた。写真撮影の際、首にかけたメダルが逆だった孫に伊藤が「メダルの前を見せた方がいいよ」と伝えた。(後略)
(日刊スポーツWEB版、7/30)
おお。こういうところに気を遣う選手がいるのか。
先日東京オリンピックメダルの裏表問題について掲載したばかりなので、この一文が気になった。
「メダルの前」とは「メダルのオモテ面」のことであろう。
伊藤選手はメダルのどちらがオモテであるか知っていて、写真撮影時にはちゃんとオモテ面を向けるべきであると認識していることになる。確かにそのとおりであろう。
写真撮影の時、メダルがひっくり返っていたことに気が付いた伊藤選手は、ライバルであり親しい関係である中国人選手にそのことを教えてあげたらしい。
ささやかながら、ちょっといい話ではある。
実は、私は女子シングルスの試合をリアルタイムで決勝までテレビで見ていたのだが、表彰式は見ていなかったので、ふーん表彰式でこんなやり取りがあったのかと思いながら、実際の写真を確認したいと思い、捜してみた。
ところが・・・あれ?
えー・・・みんな仲良くウラ面を見せてるのは何なんですかね・・・
ひょっとして、この写真は「ウラ面を見せていることに気が付く前の写真」であって、これとは別に「オモテ面にひっくり返した後の写真」もあるんだろうか?
それとも、もしかして伊藤選手、ウラとオモテを逆に勘違いしていたのだろうか?(こちらの可能性のほうが高いような気がする)
そうだとすると、初めちゃんとオモテ面をしていた中国選手に対し、わざわざウラ面にひっくり返させたことになるのだが・・・
仮に勘違いの末の出来事だとしても、私はこれはこれで逆にほほえましいと思う。
まあ真相は不明だけど。
よーし、こうなったら、伊藤選手、最後の団体戦も表彰台だ!頑張って今大会3度目のメダル獲得だ!(ついでにメダルのウラオモテチェックさせてください!)
【こちらも参考に】