これまでもなんどかアルバニアのメダルやバッジの類を紹介してきたが、自分で集めてて言うのもなんだが、これはいい!というものが全くないのには驚かされる。(笑)
中にはツクリや材質はともかく、優れた意匠のモノがあってもよさそうなものだが、いまだにお目にかかったことがないのは、不思議なくらいだ。
アルバニアは、人口300万人くらいしかいない小国で、90年代に入って体制が崩壊するまで、事実上の鎖国状態を取ってきたので、アルバニアグッズを手に入れるのはなかなか大変なのだ。この点、人口規模は同レベルであってもソ連や東欧とそれなりに交流のあったモンゴルなどと大きく異なる。現在コレクター市場においては、モンゴルの勲章類などは決して珍しいものではない。
今日紹介するのはアルバニアの人民芸術家メダルの1級(2級は銀色)である。双頭の鷲がかなり簡略化されてしまっていて、あまりそれらしく見えない。どうにも魅力が乏しいメダルだ。
それでもこのメダル、他のヤツに比べればまだマシなほうと言わねばならないのである・・・