昨日17日、コソボ自治州がセルビアからの独立宣言を行ったことで、ヨーロッパを中心に大きな波紋が起きている。
支持か反対か・・・同種の問題を抱える国はこうした動きが波及するのを懸念して、コソボ独立に反対を表明。一方、EU主要国やアメリカ、そして日本も基本的には独立支持の方向だ。
支持か反対か・・・同種の問題を抱える国はこうした動きが波及するのを懸念して、コソボ独立に反対を表明。一方、EU主要国やアメリカ、そして日本も基本的には独立支持の方向だ。
ところで、確認しておきたいが、アルバニア人にはアルバニア人の民族国家がすでにあって、それがコソボ自治州の南に隣接する「アルバニア共和国」である。
アルバニア共和国は、1990年に労働党一党支配の体制が崩れるまで、北朝鮮にも比すべき鎖国体制が敷かれていたところで、70年代には史上空前絶後とされる「無宗教国家宣言」というのまでやった。
国土の至る所にその数万といわれるトーチカを建設し、「トーチカ国家」「ハリネズミ体制」などと揶揄された。
アルバニア共和国は、1990年に労働党一党支配の体制が崩れるまで、北朝鮮にも比すべき鎖国体制が敷かれていたところで、70年代には史上空前絶後とされる「無宗教国家宣言」というのまでやった。
国土の至る所にその数万といわれるトーチカを建設し、「トーチカ国家」「ハリネズミ体制」などと揶揄された。
今回のコソボ自治州独立のニュースをいくら聞いていても、アルバニアへの編入という話は、まったく聞こえてこない。アルバニア人国家が2つもできるのか?と誰でも思うだろう。
長年の断絶は同じ民族間でも大きな溝を作ったのだろう。
長年の断絶は同じ民族間でも大きな溝を作ったのだろう。
・・・と思っていたが、ニュース映像で見る独立を祝う街の様子では、赤地に黒い双頭の鷲の旗を打ち振る住民たちの姿が映っていた。自動車に、住宅のベランダに、翻る旗はスカンデルベグの紋章。まさにアルバニアのシンボルだ。
というわけで、今日はアルバニアのバッジを紹介しよう。
アルバニアはアルバニアでも、「アルバニア人民社会主義共和国」のそれだが。
たぶん、「建国40周年」だと思うが、軍の40周年記念か何かかもしれない。
建国40周年だとすれば、このバッジの制作年は1986年となる。
アルバニアはアルバニアでも、「アルバニア人民社会主義共和国」のそれだが。
たぶん、「建国40周年」だと思うが、軍の40周年記念か何かかもしれない。
建国40周年だとすれば、このバッジの制作年は1986年となる。
本ブログでもアルバニア関係のバッジ・メダル・勲章類はたくさん紹介してきて、毎回書いていることだが、これもなんというデキの悪さ・・・この人物の描き方はなんとかならぬモノか、と毎度のことながら嘆きたくなる。