徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

大阪造幣局「造幣博物館」を見学した

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前から行きたいと思っていた造幣局の博物館。だが公官庁の運営する博物館とあっては、土日祝日は休館日。行くなら平日に行くしかないわけだが、首都圏に住む私にとって、平日の日中に大阪を訪れる機会など滅多になかったが、今週火曜日、やっと願いが叶ったのだった。

近代的な中央集権国家を目指す明治政府にとって、通貨体系の整備は極めて重要な課題であった。それを担う機関となったのがこの造幣局大阪城にほど近く水運に恵まれ、経済の中心的立地などの条件から、この地に建設されたという。

大阪の造幣局といえば、桜の名所としても有名で、季節には花見客も訪れる。確かに桜のトンネルだ。
だが、今年は全国的な傾向なのだが、アメリカシロヒトリやハバチによる被害が目に見えて多く、ほとんど葉のない樹も見られた。

入り口で受け付けを行い、イザ博物館へ。
博物館建物は2階建て。当然のことながら貨幣に関する展示が最も多いが、一画には勲章の展示コーナーも。ここぞとばかりにバシバシ写真を撮らせてもらった。
中でも目を惹くのは、わが国最高位勲章である「大勲位菊花章頸飾」。国家元首級にしか授与されない勲章である。純金に七宝仕上げで、豪華なのはもちろんだが非常に重く、昭和天皇も晩年はさぞや重く感じたことだろう。

その昔、コイン即売会で、大勲位菊花章頸飾が売り物として展示されているのを見たことがあって驚いたが、たしか1000万円だか2000万円だか、値が付いていたのであった。
もっとも、確か文化勲章や功一級金鵄勲章、勲1等宝冠章もたぶん1000万円くらいはするはずだ。
イギリスのガーター勲章などは売りに出されることは、まず認められないのだが日本では問題ないのかなあと思ったものだ。

この博物館に滞在したのは、新幹線の発車時間に追われながら、正味30分間。
ざーっと見て、バシバシと写真を撮って、濃密な30分を過ごした。

このネタ、もう少し続きます。