徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

ベトナム ホーチミンバッジ

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コミュニスト・カントリーではなぜか政治指導者の肖像をありがたがる傾向があって、これは洋の東西を問わない現象であると言えそうだ。不思議なことに。

そのおかげで、このブログでもこれまでさんざん紹介してきたように、彼らの肖像はバッジに数多く登場しており、おかげで私のコレクションの格好のテーマとなっている。

ただ、そうであってもやはりそれぞれの国の文化を反映して、ユニークなバッジが作られている。

今日の一枚もそうである。
ベトナムホーチミンバッジなのだが、赤い七宝仕上げといい、後光のような放射線といい、いかにもコミュニストらしいのだが・・・全体の形が蓮の花

このバッジデザインは、まずソ連レーニンでも、中国の毛沢東でも、キューバカストロでも出てこないだろう。東南アジアの文化の香りが漂う一枚であり、数あるホーチミンバッジの中でも私のお気に入りの作である。

素材や七宝の雰囲気からしても、けっこう古い作のように見受けられるが、詳細は不明。この種のベトナムバッジとしては、保存状態は極めてよい。