徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

キューバ 1等チェ・ゲバラ勲章

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今日、映画「チェ 28歳の革命」を見てきた。思いのほかドキュメンタリータッチの映画で、ある程度の予備知識がない人にはちょっと厳しいかなーと思いながら見ていたが、ゲバラの伝記的映画としてはよくできているのではないかと思う。映画館、観客がけっこう多かったのも意外であった。
あ、それと、何より役者の雰囲気がホンモノそっくり。カストロなんて、全然違和感ないのがスゴイ。

映画は、革命軍がキューバ各地を制圧し、いよいよ首都ハバナへ!・・・というところで「続編に続く」
このタイミングでこれはないんじゃないのかと、ちょっとずっこけそうになった。思うに、当初は1本にまとめるつもりが、まとめられなかったので2本に分けたんじゃないかと疑わせる終わり方であった。うーむ、次ぎも見ざるを得ないよなあこれじゃ。

ゲバラが20世紀のある種のカリスマ的存在になったのはまちがいない。それも、アンチ・コミュニストですら、一目置かざるを得ないほどの。
アルゼンチン生まれのゲバラは、青年期に南米各地を巡ってその現状を知るとともに、メキシコでカストロに出会い、キューバ革命にともに参加することになる。
映画を見ていてふと思ったのが、遠い異国であるアルゼンチン人のゲバラが、キューバ人とともに戦うことができたのも、同じスペイン語圏だったからということは大いにあっただろうなあ、きっと。
バティスタ政権打倒に成功したゲバラは、革命の元勲という功績を放擲して、単身次なる革命に邁進、ボリビアで処刑される。享年、39歳。
この辺の潔さというか、現実に流されない理想主義的姿勢が、日本人にもうけるのだろうと思う。

さて、今日はキューバゲバラ勲章を紹介する。
詳細はよくわからないが、3階級からなる勲章で、これはそのうちの1等である。ベレー帽をかぶった、あのあまりにも有名な肖像で、エルネスト・チェ・ゲバラの名前が書かれている。
実は、まあ純粋に好みの問題なのだが、どうもこの、キューバの勲章というのはシックリ来ない。あ、いいな、と思わせるものを全然感じない。
まあこのゲバラ勲章も、全体の雰囲気といい、肝心の肖像のデキといい、いまいちねえ・・・という感じもするのだが、そこはゲバラに敬意を表して、購入したところである。割と珍しいことは珍しいと思うし。