そんなこんなで、独特の存在感をますます強めているようにみえるイラン。
かつて、イスラム革命によって、この国を追われたのがパーレビ国王だ。1979年のことである。
革命前のイランは親欧米路線の国で、民族主義者やイスラム主義者を押さえつける絶対王政をとっていたことを思えば、それを打倒してできた現在のイランのスタンスも理解できよう。
かつて、イスラム革命によって、この国を追われたのがパーレビ国王だ。1979年のことである。
革命前のイランは親欧米路線の国で、民族主義者やイスラム主義者を押さえつける絶対王政をとっていたことを思えば、それを打倒してできた現在のイランのスタンスも理解できよう。
ところで、イラン王家の富と言ったらもう桁違いの莫大さで、「富の偏在」にもほどがある、といいたくなるくらい。今でもパーレビ王家の残した財産の一部がイランに残されていて、すさまじいばかりの宝石が博物館として公開されているという。
また、正装したパーレビの写真を見てもわかるが、当時のイランの勲章のきらびやかさと言ったら、目を疑いたくなるくらいスゴイ。これじゃ革命が起こるのも不思議じゃないという気分にさせられて、いまいちパーレビ一家への同情心はあまり沸いてこないのであった。
また、正装したパーレビの写真を見てもわかるが、当時のイランの勲章のきらびやかさと言ったら、目を疑いたくなるくらいスゴイ。これじゃ革命が起こるのも不思議じゃないという気分にさせられて、いまいちパーレビ一家への同情心はあまり沸いてこないのであった。
今日はそんなイランのバッジを紹介しよう。
おそらく、パーレビ国王とファラ王妃のバッジである。下に書いてある文字が読めないので、正確なことはわからないが、そうだと思われる。上部に描かれているのはイランの王冠。緑白赤の3色ストライプは、現在でも国旗のナショナルカラー。
おそらく、パーレビ国王とファラ王妃のバッジである。下に書いてある文字が読めないので、正確なことはわからないが、そうだと思われる。上部に描かれているのはイランの王冠。緑白赤の3色ストライプは、現在でも国旗のナショナルカラー。
革命前は、至る所に国王の肖像が掲げられていたというイラン。こうしたバッジもいろいろ作られたいたことだろう。
それにしてもこのバッジに描かれている国王と王妃はずいぶん若々しい。これが公式ポートレートなのかもしれないが。
それにしてもこのバッジに描かれている国王と王妃はずいぶん若々しい。これが公式ポートレートなのかもしれないが。