徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

モンゴル 労働勇敢赤旗勲章

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どうも地味なバッジの紹介が続くと、ちょっとハデ目なものを取り上げたい気分になるというもの。
そころで、何となくまだ部屋の中が片付いておらず、なにをどこにしまったか把握しきれていない私。
だがまあコレクションをガチャガチャとかき回していて、再発見することもあった。

かつてモンゴルの勲章というのは長らくソ連製だったわけで、そのおかげでデキは大層すばらしい。改めて手にとってみてそう思った。

これが1945~1970年のモンゴル労働勇敢赤旗勲章
中央の国章が大きくはめ込まれていて、モンゴルのその他の勲章とよく似ているが、上部に赤旗がたなびき、その周りを青いエナメルと月桂冠、全体は8角形の光芒。

モンゴルの勲章は、いろいろあっても似通っていて、あまり代わり映えしない部分があるのだが、この勲章は全体が8角形、北極星勲章は6角形、戦闘勇敢勲章は5角形、そしてスヘバートル勲章は10角形・・・となっていて、なんとなく全体の構想みたいなものがありそうだ。どういう位置づけなのかはよく分からないけど。

空の青と赤旗の赤のエナメルのコントラストが鮮やかで、ソ連らしいツクリの重厚感も良く、私は割と好きな勲章である。1970年以降になると国章が新しくなり、さらにスクリュー留めからピン留めにツクリも変わるのだが、この4頭の家畜に囲まれた旧国章タイプの方がいいような気がする。