アメリカ大陸から離れ、これからしばらく戦うアフリカのバッジを紹介していこう。数はあんまりないけど。
はじめはこれ、OMAなる組織のバッジ。ポルトガル語で(1975年に独立するまで、アンゴラはポルトガルの旧植民地であった)直訳すると「アンゴラ女性組織OMA」とある。赤と黒はアンゴラのナショナルカラー。
独立以来アンゴラでは、ソ連などの支援するアンゴラ解放人民運動(MPLA)とアメリカなどが支援するアンゴラ全面独立民族同盟(UNITA)による果てしない内戦が展開するが、最終的にMPLAが勝利。1979年にアゴスティーニョ・ネトが初代大統領に就任し、社会主義路線を歩むことになる。のち、脱社会主義、複数政党制となり、両陣営が連携して今に至る。
このバッジは、女性組織としか書いていないため詳細は不明だが、銃を背負った女性のシルエットには、内戦期の戦闘的な雰囲気が感じられる。