徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

アフリカ

モザンビーク 独立記念バッジ(1975年)

どこか珍しい国のものを・・・と探して、今日はこれでいこう。 モザンビークの独立記念バッジである。 60~70年代、雨後の筍のように次々と独立を果たしていったアフリカ諸国。が、どの国でも独立後の歩みは困難を極めた。 マダガスカル海峡に面する東アフリカ…

ギニア? 初代大統領セク・トゥーレ?バッジ

久しぶりに、「この人は誰?」のネタ。 アフリカだと思うのだが、これは一体どこの国の誰なのだろう?褐色の肌で、トルコ帽のような被り物、民族衣装を身につけている。 ヒントになりそうなのが、バッジ上部の3色で、おそらくナショナルカラーなのだろう。…

エジプト ナセル大統領バッジ

このところ、エジプトの暴動ニュースが連日報道されている。要は、雇用状況の悪化などが、30年にわたるムバラク大統領への不満へとつながっていったということらしい。インターネットの掲示板やツイッターでデモが広がったというのは、いかにも現代的。ただ…

チュニジア チュニジア共産党?のピオネール?バッジ

入手したコレクションは何となく頭に入っているつもりでも、たまに見返すと、ああこんなのあったっけなあという気分になるときもある。 今日のバッジもそんな一枚で、正体もわからないまま、大して気にせずに放置していたものだ。 さて何のバッジか。上の方…

南アフリカ トランスヴァール・オレンジ自由州(併合記念?)バッジ

サッカーワールドカップ南アフリカ大会が開幕して1週間。予選リーグで日本代表チームは初戦のカメルーン戦に勝利し、どうせ3連敗して終わりだろ・・・という諦めムードを吹き飛ばした。 サッカーにはほとんど思い入れのない私だが、どうせやるならやはり勝っ…

アンゴラ ネト大統領バッジ

最近、またネトのバッジを入手したので紹介しよう。ネトバッジは、けっこう種類が多いのである。 アフリカのアンゴラ初代大統領となったアゴスティーニョ・ネト。ポルトガルとの独立戦争に勝利後(1975年)、アンゴラ解放戦線を率いて内戦を戦った。建国から…

コンゴ パトリス・ルムンバ(初代首相)のバッジ

私としては、アフリカバッジは非常に熱いと感じているのだが、残念ながらあまり手に入らないのがもどかしいところだ。 せっかく手に入ったので、今日はコンゴのバッジを紹介しよう。 1960年にベルギーから独立を果たしたコンゴ。その初代首相となった男の肖…

エチオピア エチオピア労働者党?関係バッジ

アフリカのソマリア沖での海賊被害について、船舶護衛のための自衛隊派遣の論議が国会で行われているのは報道のとおり。 しかし、そもそもの当事者であるソマリア政府はなにをしてるんじゃ?と素朴な疑問を誰でも抱く。が、これまた調べてみれば簡単にわかる…

アンゴラ MPLA(アンゴラ解放戦線)・ネト大統領バッジ

TICAD(アフリカ開発会議)が、5月28日から3日間、横浜パシフィコで開催された。アフリカから52カ国が参加するという大規模な国際会議だった。 私もこのニュースは割と関心を持っていたのだが、去年の夏参加したエスペラント国際大会の会場がテレビ…

ナイジェリア 東ナイジェリア州知事・ドクター・オクパラのバッジ

アフリカのバッジ(特に政治・運動系)というのは本来とても興味深いのだが、こちらに予備知識が少ないためにそのおもしろさを十分に理解し得ないでいるような気持ちにもなる。 本当は、とてももったいないことではないか。 なにせ、60~70年代に独立ラ…

西アフリカ? ~バッジの人物は誰? その2~ 回答募集中!

この前、当ブログで照会した中東のバッジ?~バッジの人物は誰?~回答募集中!について、知り合いから有力情報が寄せられた。 どうやら、ナイジェリア国民党(NPN)のシャガリ大統領(Shehu Usman Aliyu Shagari、在職1979~1983)であるらしい。 手がか…

エチオピア エチオピア労働党?バッジ

朝日新聞に連載されていたときから気になっていたのだが、「カラシニコフ」(松本仁一著、朝日新聞社)という本を偶然昨日図書館で見つけたので借りてきた。今日、なんとなしに読み始め、一気に読み終えてしまった。(続刊「カラシニコフⅡ」も刊行中。ただし…

アメリカ エチオピア皇帝ハイレ・セラシエ1世バッジ

どうもアフリカのバッジというのは私のコレクションにはもともと少ないのだが、おもしろいものとなるとさらに少ない。その中で、とても興味を引かれるバッジを紹介する。 帝国主義ヨーロッパ諸国の植民地の草刈り場となったアフリカ大陸。その中にあってほと…

エジプト アッバスⅡ世バッジ

珍しいといえば珍しいかも知れない、エジプトのバッジ。 「ABBAS KHEDIVE OF EJYPT」とあるとおり、この肖像の男はアッバス鏡ぁKEHEDIVEとは、エジプト総督を意味する。1892~1914年まで、この地位にあったのがアッバス鏡い任△辰拭 当時作られたバッジである…

不明(アフリカのどこか) OMM(女性組織?)バッジ

赤い星に、ハンマーと斧を振り上げて労働する2人の女性が描かれている。 OMMというのが何の略称なのか分からないが、Mがイニシャルの国かもしれない(モーリタニア?マリ?モザンビーク?・・・)。 頂点に赤い星が描かれていることから、左派系組織で…

アルジェリア 労働組合?バッジ

今回のバッジは、おそらくアルジェリアの、たぶん労働組合のバッジ。 緑と白のカラー、星と三日月のデザインは、ちょうどアルジェリア国旗を縦にした形と同じである。 また、がっちりと組んだ握手の意匠は労働組合に典型的である。 詳細は不明。なんて書いて…

アンゴラ アゴスティーニョ・ネト メダル

アンゴラのネト、ときいて興奮する人は比較的少数派といわざるを得ないが、ポルトガルからの独立戦争、そして内戦を勝ち抜き、アンゴラの初代大統領となった人物である。キューバやソ連の支援を受け、アンゴラは社会主義国として歩み始めることになる。赤と…

コンゴ 労働組合バッジ

コンゴは1960年に独立するまでフランス領だったので、今日のバッジはフランス語で書かれている。 FEDERATION SYNDICALE DES TRAVAILLEURSとは、すなわち労働者組合にほかならない。 描かれた図柄は、ハンマーとクワであろう。赤地に黒い五角星が、いかに…

ナミビア SWAPOバッジ

今日はSWAPO(South-West Africa People's Organisation=南西アフリカ人民機構)バッジ。 ナミビアは、ドイツの植民地となっていたが、第一次大戦に敗れ、1960年に南アフリカ共和国の支配下に置かれる。一方、ナミビアの主要民族オバンボ族を中心…

アンゴラ 女性組織バッジ

アメリカ大陸から離れ、これからしばらく戦うアフリカのバッジを紹介していこう。数はあんまりないけど。 はじめはこれ、OMAなる組織のバッジ。ポルトガル語で(1975年に独立するまで、アンゴラはポルトガルの旧植民地であった)直訳すると「アンゴラ…