今日はSWAPO(South-West Africa People's Organisation=南西アフリカ人民機構)バッジ。
ナミビアは、ドイツの植民地となっていたが、第一次大戦に敗れ、1960年に南アフリカ共和国の支配下に置かれる。一方、ナミビアの主要民族オバンボ族を中心とする独立派はSWAPOを結成し、独立闘争を展開する。ようやくナミビアが南アフリカからの独立を果たすのは、1990年、今からたった15年前のことである。
黒人を象徴する黒い腕が、たいまつをかかげる図は、いかにも革命的な意匠である。
なんで「WITH SWAPO TO VICTORY =SWAPOとともに勝利へ」と英語が使われているかというと、南アフリカの一部であったからである。バッジを眺めつつ、アフリカの言語状況を考えると、植民地時代の影響の大きさとその範囲の広さに、今さらながら驚く。