徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 鉄道司法警察徽章

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鉄道も警察もマニアの多い業界なので、間違いを書いたらすみません。
今日の一枚は鉄道司法警察職員のバッジ国鉄の民営化とともに消滅した制度である。

警察、とはいっても職員は警察官ではなく、あくまで国鉄職員の中からの兼任であった。
司法警察職員等指定応急措置法によると、
司法警察員が、「日本国有鉄道の役員、駅長、駅の助役及び車掌区の長並びに日本国有鉄道の職員で旅客公衆の秩序維持又は荷物事故防止の事務を担当するもの」
司法巡査が、「日本国有鉄道の駅又は車掌区の助役及び車掌並びに日本国有鉄道の職員で旅客公衆の秩序維持又は荷物事故防止の事務を担当するもの」
と定められている。秩序維持業務に当たったが、武器は携帯せず、対象も現行犯のみであったらしい。

バッジを見ると堂々と警察のシンボルマークたる旭日章が描かれているのでまるで、警官のそれのよう。ただ中央には動輪マークが描かれ、鉄道関係であることは一目瞭然である。

新しいモノは布製のモノもあるようだが、これは全金属製である。さらによくわからないのが、私の手元にはいくつも同種の徽章があるが、中央の動輪の色が金色だったり銀色だったりしており、もしかしたら階級を表しているような気もするがよくわからない。

JR発足とともに、鉄道公安や鉄道司法警察は廃止され、鉄道における治安や秩序維持活動は都道府県警察に引き継がれることになった。