徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 JR東日本職員バッジ

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最近読んだ「電車の運転 ~運転士が語る鉄道のしくみ~」(宇田賢吉著、中公新書)は、おもしろかった。鉄道というものの特徴から、電車の構造や動かし方、さまざまな関連施設どなど、とても勉強になった。鉄道マニアならずとも日頃電車に乗る人なら、きっと電車や駅を見る目が変わること請け合い。オススメの一冊だ。

鉄道ネタが続くが、今日はJRのバッジを紹介しよう。
メジャーなバッジだが、思えばこれまで当ブログでは紹介してこなかったな、これ。やっぱりあまりにメジャーすぎてわざわざ取り上げる気にならなかったのである。

画像は、JR東日本職員バッジである。JR東日本には、毎日通勤でお世話になっているわけだが、そのたびに駅員や運転手のつけているバッジに目が行く私である。
国鉄民営化後、分割されて各地域にJRが誕生した。JRグループの職員バッジの形は全国共通(鉄道総研やJRシステムは除く)で、「JR」の文字をかたどっており、それに各社のコーポレート・カラーをいれたもの。
なお、JR東日本のコーポレート・カラーは緑である。

最近のバッジらしく、のっぺりとした七宝は、古いバッジばかり眺めている私には逆に違和感がある。台の金属は純銀で、裏面に刻印がある。マニアの間では、このJRバッジはかなりの高値で取引されているようである。

ところで、このJRのコーポレート・カラー、中には非常に似通っているももあって、パッと見、ほとんど見分けがつかないものがある。
例えば、JR東日本(緑)とJR北海道(薄緑)はまだマシな方で、JR西日本(青)とJR四国(水色)とJR貨物(コンテナブルー)は、バッジで見る限りかなり酷似しているのだが、実用上の不都合はないのだろうか?
もちろん、これらのバッジも並べて比べてみれば違いはわかるが、すれ違いざまに相手のつけているバッジを判別することは、ほとんど無理じゃないだろうか・・・

こんなことを考えるのは、ちょっと自慢めいてしまうけど、私はたまたま全JRグループのバッジを所有しているのである。それも、偶然のこととはいえ、ほとんどタダ同然の値で購入できたのだが、今思ってもラッキーであった。各地域JRはもとより、鉄道総研やJRシステム、今はなき鉄道通信株式会社まで、そろっているのはなかなか珍しいのではないかと思っているのだけど。

どの社のバッジも、ツクリはほとんど同じなのでたぶん同じメーカーの作と思われる。