徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 2020東京オリンピック招致活動バッジ3種

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長かった2020オリンピック招致レースも、いよいよあと数時間で終わる。3都市の最終プレゼンテーションのあと、IOC委員による投票が行われ、勝者が決まる。これほどのプレッシャーがかかるプレゼンテーションというのもあまりないのではないか。各都市、作戦を練りに練って、最後の勝負に挑むのであろう。

東京には、勝ってほしい。

どこが勝つかは、下馬評はアテにならないというのが、これまでの経験則である。意外な候補が勝ったり負けたりしたケースはこれまでも多い。
当初は、イスラム圏初五輪、アジアとヨーロッパをつなぐ都市とコンセプトを打ち出していたイスタンブールが最も有力視されていたような印象がある。それが、国内の反政府デモや隣国シリア内戦の悪化、ドーピング問題と課題が次々と発生、今では最下位視されているのだからわからない。他の問題はともかく、少なくともシリア内戦については、トルコの責任ではなく、御愁傷様としかいいようがない。

東京は、イスタンブールが困難視されるのに比べて、安全安心のアピールがそれなりに評価されてか、トップに躍り出たとされる。都知事の舌禍問題などもあったが、イギリスのブックメーカーでも、ダントツのトップ人気ぶりを示した。招致レース終盤に来て、福島原発の汚染水問題がクローズアップされたことは、招致委員会としては痛恨事であろう。しかし、海外からの関心は高く、東京にとって、原発汚染水は今や最大のネックとなっている。

対して、当初から見ると意外な進展ぶりを見せたのがマドリード、といっていいだろう。低迷する経済問題が最大のネックであった。特に若者の失業率は27%というから異常である。それでも王室まで巻き込んだ活動が功を奏してか、人気はじわじわと上昇し、今や東京とつばぜり合い状態とのことである。

いずれにせよ、かなりの接戦になっていると報じられている。結果は、やはりフタを開けてみるまでまったくわからない。
東京は勝つかもしれないし、負けるかもしれない。ぜひとも勝ってほしいが、負ける覚悟も必要かも、というのが今の私の心境である。
ただ、敗因が福島原発も問題だったとしたら、私は絶対に納得ができない。汚染水の処理は、福島原発の対応は、なんとしてもやらなければならない緊急課題である。だが、それと東京の安全性は全くの無関係である。
この国では、年間6,000人以上が交通事故で死に、自殺に至っては30,000人以上。鬱病に苦しむ人は、100万人はいるといわれる。惨状といっていい。
こうした数字を恐るべき異常事態と評価され、それが原因で敬遠されるならわかる。事実なのだから。
だが、東京でそれに匹敵する健康被害が、原発放射能によって起こされているだろうか?
それはちょっと、健康リスクの捉え方がおかしくはないか。日本のマスコミにも不満は多いが、海外メディアの汚染水問題の取り上げようを見ていると、日本のマスコミと大して変わらないのかと不満に思ったり、やっぱりその程度の認識か、とある意味納得したりしている。

最近色々あってつい愚痴ってしまった・・・やっとバッジの話。

先日、招致活動を行っているNPOから、東京招致バッジを2つもらった話は書いた。
その後縁あって入手したのが、それとは違う2種類のバッジであった。
画像一番右が、現在配付されているバッジ。それに比べて、やや5輪マークが大きい真ん中のタイプ、そして5輪がない正方形タイプである。この2種は、以前配付されていた古いタイプと聞いている。パッと見てわかる大きな違いではないので、特定の人がつけるための種類分けではないと思う。
3種は、裏面のツクリなど見てもまったく同じであり、同じメーカーの作と思われる。

勝つにせよ負けるにせよ、招致活動はまもなく終わる。
招致バッジの役割もこれでおしまい、というわけだ。でも、余ったバッジの在庫、どうするのかなあ?