イラクの国旗バッジ。
イラクの旗はここしばらく頻繁に替わっている。このバッジは湾岸戦争前の国旗。1991年、湾岸戦争で多国籍軍に敗れたイラクは、その後国旗に「神は偉大なり」という字を加える。さらに2004年、アメリカによるイラク戦争でフセイン体制は崩壊、文字なしの旗に一時的に戻る。さらにこの年、新たな政治体制の確立を目指す暫定統治評議会により白地に青の新月をデザインした旗を発表するも、これが極めて不評。どうやらお蔵入りになってしまったようで、結局もとの「神は偉大なり」の旗を、字体を変えて使用しているのが現状のようである。ああ、ややこしい。
このバッジだが、それにしてもヒドイつくりである。融点の低そうな金属を材にダイキャストで型を取り、手塗りで仕上げられている。裏面は安全ピンが強引にハンダ付けされているだけ・・・