徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 第10回原水爆禁止世界大会

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これまで地域別にバッジを紹介してきたが、これからは不定期に、テーマ別にバッジを紹介していきたいと思う。

さて、今年は終戦60周年記念ということで様々なイベントが行われている。毎年、この暑い季節がやってくると戦争と平和をテーマにしたイベントが開催され、テレビでは特集番組が放映されるが、このブログでも終戦60周年記念企画を。

今日は、広島原爆投下60周年ということで、まずは原水爆禁止世界大会のバッジ。
裏面には、「代表章 第10回世界原水爆禁止世界大会 1964」とある。中央の、11本の放射線がシンボルマーク。

しかし、原水爆の反対を訴える運動組織は、そう単純ではない。現在、主として3つの組織が活動している。原水爆禁止日本国民会議原水禁)と、核兵器禁止平和建設国民会議核禁会議)、原水爆禁止日本協議会原水協)である。広島・長崎の原爆被害、ビキニ環礁での核実験被害など、原爆の脅威は、50年代半ば、原爆反対の国民運動として盛り上がるに至る。
だが、革新系政党に率いられた運動に反発する保守系政党が、核禁会議を設立して分裂。ただ、この組織はあまり有力でないので、名前を耳にする機会は多くない。
革新政党間でも、社会党系と共産党系の組織が分裂。これが原水禁原水協である。名前も似通っているので、私もよく間違うことが多い・・・
今年の大会も、原水禁核禁会議は共同開催、原水協は単独で開催されたとのことである。