徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 日教組第31次教育研究全国大会バッジ(1982年)

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日教組の全国大会が広島市で開かれ、今年はとりあえず全日程を大過なく終了した模様。去年はグランドプリンスホテルのキャンセル問題でもめた。まだ裁判で係争中だったと思うが。

ところで、このバッジ、ハトに原爆ドームとくれば、反核平和運動バッジ?と思ってよく見ると、右下に「教研」の文字が。
裏面には、「日教組第31次・日高教第28次教育研究全国大会 1982.1.29-2.1」とある。
今をさかのぼること27年前の広島で開かれた日教組全国大会バッジなのであった。
ヒロシマバッジとしては、まあよくあるようなデザインで、日教組じゃなくて原水協あたりが作っていたとしても全然不思議ではないデザインではある。

ところで、今年の大会の様子はテレビニュースでも報じられ、私は目をこらして見ていたのだが、ついに参加者の胸には大会バッジは見えなかった。短い放送だったので、本当はあったのにたまたま映らなかったのか、最近ではこうした大会バッジを作っていないのかは不明だ。
だが、日本の徽章文化の衰退を思うと、残念ながら私には後者の可能性の方が高い気がする。

私の手元にはいくつもの日教組バッジがたまってきたが、全国大会は開催年によって全然違うデザインのバッジが作られているので、正直表面のデザインだけでは判断できないことも多々ある。一貫したデザインとか、シンボルマークとか、その手のモノが全然ないためである。まあ毎年のイベントバッジだかららそういったことはよくあるんだけど・・・

なお、このバッジは、以前、いくつもの日教組大会バッジと一緒に入手した。毎年全国大会に参加していた人が持っていたモノなのだろうなあと思う。