徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

イギリス プリムロース・リーグバッジ

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先に紹介したイギリスファシスト同盟のバッジだが、あのバッジの上の方に描かれた花のようなマークは何かと思っていたのだが、おそらくプリムロース(サクラソウ)じゃないかと考えている。

というのは、19世紀末から20世紀にかけて、保守系政治団体「プリムロース・リーグ」が大きな展開を見せ、保守党支配の時代が到来した。そのためファシスト同盟にも、反革新政党としてのシンボルとして採用されたのではないかと想像している。

これはプリムローズ・リーグのバッジ。中央に大きな白い5弁の花プリムロースが置かれ、上に見えるのは王権を表す杓であろうか。「imperium libertas」のスローガンと、下にはPとLを組み合わせたシンボルマークが描かれている。