前回と同じバッジだが、実はこちらはフェイク。比べてみると分かるが、大きさや全体的な形はそっくりなものの、やはり細部はかなりいいかげんな作りである。
特に肖像は細かいところがぼやけてしまい、色も不鮮明。また周囲にも隙間が見えるなど雑な感じが漂う。従来は金日成のバッジだけだったのが、金正日や金親子のバッジが日本でもわずかに流通し始めた頃は、こんな雑なものでも数万円という驚くべき値が付けられ、さらに驚くことに、それを買い求める人までいたりして、我々バッジコレクターたちを驚かせ、また失笑させたのであった。
今でもネットオークションなどではよく見かけるようだ。お求めの際は充分を気を付けください。