徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

北朝鮮 金正恩バッジ、登場?

金正日の後継者として、金正恩が初めて公式に姿を見せたのが、今年10月10日の労働党創設65周年記念日。生年月日を初め経歴にはいまだ謎が多い。
北朝鮮の指導者となると、バッジにも登場する可能性も高い。
が、私は父金正日が健在であること、本人が若くまだ実績も少ないことなどから、バッジになるとしてもまだ先だろうと思っていたところ、昨日の産経ニュース(ネット版)で、次のようなニュースが掲載された。

北朝鮮当局が、金正日総書記の後継者の三男、金正恩(ジョンウン)党中央軍事委員会副委員長(28)らの顔を描いた「金正恩バッジ」を朝鮮人民軍将校に配布し始めたことが28日、分かった。バッジは背後に金総書記と故金日成主席が並ぶ形のもので、“三代世襲”の確立を軍上層から浸透させるのが狙いとみられる。

 北朝鮮民主化に取り組む日本のNPO「救え!北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワーク」(RENK)の複数の北朝鮮内部協力者が目撃した。今月下旬から配布が始まり、将校らに常時、胸への着用を義務付けているという。こうした公式バッジの登場は、忠誠の証しとして北朝鮮の全国民に着用を義務付けている「金日成バッジ」以来。
(中略)

 バッジは右から正恩氏、金総書記、故金主席が並び、正恩氏の顔が最も大きく描かれ、その背後に2人の顔が続く横長の形。マルクスエンゲルスレーニンが並ぶ旧ソ連時代にロシアで描かれた肖像画と同じ構図を取っており、「代を継いだ革命」を印象付ける狙いもあるようだ。
(後略)」

これは本当だろうか。
この手のニュースは、これまでもガセネタが多く、そのうち実物やその画像が出てくるまでは鵜呑みにすることはできない。
それでもこのニュースでは、バッジの形状について具体的に書かれているのが注目される。
バッジは右から正恩氏、金総書記、故金主席が並び、正恩氏の顔が最も大きく描かれ、その背後に2人の顔が続く横長の形。マルクスエンゲルスレーニンが並ぶ旧ソ連時代にロシアで描かれた肖像画と同じ構図」というのがそれ。
ここまで書けるのは、やはり実物があってこそのような気もする。

記事では旧ソ連における肖像画について触れているが、中国も同じようなモノがある。
文革期毛沢東バッジ(革命領袖)を参照。)

何はともあれ、実物をぜひ見てみたいものである。