エスペラントバッジは、私は好きで集めているのだが、主に2種類に大別される。
ひとつはメンバーシップ・バッジともいうべきもので、自分がエスペランティスト=エスペラント話者であることを示すために普段つけるもの。シンボルの緑の星をモチーフにした、シンプルなデザインのバッジが多いようだ。
もうひとつは、いわばイベントモノとも言うべきバッジだ。エスペランティストは、世界大会や国内大会を開催しているが、その記念にバッジが作られている。開催地のシンボル(風景、建物などなど)が描かれ、形や図柄がいろいろと工夫されたものも多い。
今日紹介するのは、1930年にイギリス・オックスフォードで開催されたエスペラント世界大会バッジ。
緑の七宝も鮮やかに彩られた五角形のバッジで、「22A UNIVERSALA KONGRESO DE ESPERANTO(22回エスペラント世界大会)」「OXFORD 2-9 AUG 1930(オックスフォード1930年8月2-9日)」とある。
大学街であるオックスフォードの街並みが見事な浮き彫りで表現されていて、実に素晴らしい。バッジの金型製作職人の技が光る一品だ。