徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

イラク 中東戦争メダル

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さて、昨日見た映画「ミュンヘン」。
1972年ドイツミュンヘンで開催された夏季五輪。だが、その選手村にパレスチナゲリラが乱入、イスラエル選手らを人質に、イスラエルに対してパレスチナ人の囚人を釈放するように要求した。だが結局はイスラエル当局との交渉も進まないまま、空港で警官隊などと銃撃戦が発生、11人の人質は全員殺された。
・・・イスラエルはテロリストらに報復することを決定。その暗殺の役目を受けることになったのが、イスラエル生まれイスラエル育ち、生粋のイスラエル人の主人公だ。

主人公はチームを組んで、ヨーロッパ各地に潜むテロリスト達を次々に探し出して殺していくのだが、これがまた大変な作業。仲間もだんだん殺されていく。
しかも、テロリストたちを殺しても、次々に後継者が生まれ、テロリスト側からの報復攻撃がさらにエスカレートする現状に徒労感と絶望感を覚えていく。・・・という感じの話。

スパイ映画っぽい緊迫感があって、そういうくくり方もできるだろうが、殺され方がなんともリアルで、戦争映画などよりよほど怖さを感じる。

イスラエルは建国以来、戦争に次ぐ戦争を戦ってきたといっていい。しかも、周囲をイスラム教を報じるアラブ諸国に囲まれ、圧倒的に巨大なアラブ連合軍を打ち破ってきた。そして、逆に国土を拡大してきたのだから凄まじい。
だが、アラブの大儀を掲げ、イスラエルを攻める側も、実際には悲惨だったのだが。

これはイラクの、おそらく第四次中東戦争記念メダル。アラブ諸国の団結を象徴した握手の図であろうか。

この間、パレスチナは反イスラエルの急先鋒ハマスが政権を握ったばかりだ。しかも軍事クーデターによってではない、民主的な選挙で圧倒的な勝利を収めたのだ。
まだまだ戦いに終わりは見えそうにない。