これはおそらく３０年代に作られたと思われる。
中央にはレーニンの肖像、ソ連国旗を掲げたビルや工場群は、おそらくソ連５か年計画の成功を讃えたものだろう。
「社会主義は平和と繁栄を生む」「共産党へ参加せよ」そして最下部に「ファシズムは餓えと戦争を生む」のスローガン。
直径わずか２ｃｍ強の小さなバッジだが、赤、白、黒のコントラストが強い印象を与える。
アメリカ共産党関連のバッジは少なくないが、ポップアート的感覚が魅力的なものが多い。なにかこう、弾むような、躍動感がある。ビンテージのアメリカバッジに息づいている感覚が、ここにも生きている。
もっともアメリカ共産党自体は、なんというか、ちょっと困った組織ではあるのだが・・・
まあバッジには罪はないということで、ご紹介まで。
