徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

ソ連 レーニンバッジ

イメージ 1

この前新聞で、ロシア政界でレーニンの遺体を埋葬すべきかどうかの議論がわき起こっているというニュースを興味深く読んだ。この議論、実はこれまでも何回も何十回も行われてきた議論で、目新しい話じゃないんだが、今さらながらこの問題がホットな議論を呼ぶというところがおもしろい。おもしろいと言っちゃ不謹慎か。
レーニンの遺体は、周知の通りモスクワ・レーニン廟の中にミイラ化して安置されている。レーニン自身はこんな目に遭わされることはひとつも望んでおらず、レーニンの妻のクルプスカヤも埋葬を望んでいたが、スターリンがその希望を叶えることはなかった。簡単に言ってしまえば、自身の権力への利用を考えたのだが、ロシアには聖人の遺体は朽ちないという宗教的な伝統的な信仰心を利用したのだともいう。
だとすれば、その目的は、ある程度目的は達したといっていいかもしれない。

というわけで、レーニンのバッジ。ソ連国旗にレーニンの頭像。もっともポピュラーなタイプで、おそらく80年代製と思われる。