徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

アメリカ フリーメーソンバッジ

イメージ 1

今ちょうど、「秘密結社の世界史」(平凡社新書)を読んでいるのだけど、なんか楽しい・・・
秘密結社についての本といえば、澁澤龍彦の「秘密結社の手帳」が好きだったんだけど、その時感じたワクワクするような気分をまざまざと思い出した。

思わず笑ってしまった一節がある。
「ここで重要なのは、歴史上にあらわれる秘密結社の多くが男性中心であることだ。(略)もちろん女性の結社や両性の結社もあるのだが二次的である。なぜ男は秘密結社が好きなのか、なぜ男はそれをつくりたがるのか。この疑問は、男と女の違いを考えるにも、秘密結社について考えるにも重要ではないだろうか。」
「秘密結社」を「コレクター」や「マニア」などに置き換えて考えても同様なことがいえる気がするが、私も男の一員として困ったことだなあという感じだ。

さて、本書では、世界中に400万人いるといわれるメーソン会員のうち、そのうち半分はアメリカにいるという。どおりでアメリカ製メーソングッズが多いわけである。

近代的合理的精神をリードしてきたアメリカの、ちょっと不思議な一面を見る気がする。
このバッジもアメリカ製で、おそらく30年代頃の作と推定する。