稀少な野生生物の絶滅に、なんだか寂しい気分がするのに似て。
今やアメリカでは、フリーメーソンの一人勝ちといっていいようだが、かつてはフリーメーソンと隆盛を競ったのが、オッド・フェローズ Odd Fellows だ。
正式にはIndependent Order of Odd Fellows、略してIOOF。イギリス起源の結社のため、アメリカのオッドフェローズは特に「Independent」を付けるらしい。まあイギリスとアメリカのそれは別組織と見た方がよいようだ。
メーソンのシンボルがコンパスと定規（他にもある）なら、オッド・フェローズは３連鎖（これも、他にもある）。
このバッジは、シブくてカッコイイ雰囲気が漂うが、要するに５０年メンバーのバッジらしい。考えてみれば５０年会員というのもなかなかスゴイもので、２０歳で入会しても、５０周年を迎えるには７０歳だ。
オッド・フェローズでは、○年メンバー記念モノというのはいろんな種類があるのだが、最高７５年メンバーメダルというのを見たことがある。ということは、１５歳で入会しても９０歳である。
これら結社が果たしている社会的機能は、きっと少なくなかっただろうと感じずにはいられない。
