30~40年代のイギリス電気労働組合のバッジ。
「LIGHT & LIBERTY」というスローガンと、中央の女神像(?)。像の足元に見える球形のものは、電球であろうか。
こういうバッジ、いいなあと思う。
電気労働組合のスローガンがこれですよ。「明かりと自由」。
人類を夜の暗黒から解放し、新たな文明を切り開いたのは、まさに電灯である。
そのスローガンを掲げる労働者の誇りを思うべし、だ。些細なバッジだが、実に20世紀という時代らしさあふれる一品だ。
この羽を広げた女神像みたいなものは、それを具象化したものだろう。
今となっては、日常生活で電灯の恩恵をまざまざと感じることは少ない。多くの人は、不意に襲い来る災害などでそれを失ってみて、そのありがたさを感じることになるのが実際だ。
きっと私は、その時このスローガンを思い出すことだろう。
「LIGHT & LIBERTY」、と。