徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

アメリカ オッド・フェローズのバッジ

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「Odd Fellows」という結社の名を、「変なヤツ」という意味だと思いこんでいた私は、昨日偶然見つけた本により、正しくは「宣誓する人」であることを知った。

実は、オッド・フェローズのバッジは、私の好みに合うのでけっこうたくさんもっているのだが、すべてのバッジに共通するのは、シンボルである「スリー・リンクス(3つの鎖の環)」である。
そして、それ以外のシンボルとしてしばしば目にするのが、「目玉」だ。それも両眼ではなく、単眼である。

「目玉」シンボルは、よく知られているようにフリーメーソンのシンボル「万物を見通す目」でもある。
その意味するところは、「遍在する神の象徴」とされる。

オッド・フェローズにおいても同様の意味づけかどうかは不明だが、フリーメーソンのそれと描かれ方が酷似しているので、シンボルとしての意味も共通しているものと思われる。

画像は、1934年に開催されたインディアナポリスのグランドロッジにおける年定期集会の代表者バッジである。この年に98回目を数えているということは、第1回集会が開かれたのは、1834年のこととなる。
歴史ある結社なのである。

この太いリボンとバッジという形式はアメリカのイベント記念モノでよく見られるつくりだが、それにしても、大きな青い目玉が大きく描かれていて、なんともインパクトがある。
人間の心理にとって、目玉というのは恐ろしくもあり、神秘的なものでもある。この辺、我々日本の文化からは決して発想されないもので、いかにも別の文化という感じを受ける。

私はミーハーにもそれを、カッコイイ、と感じるのだが・・・どうですか?