徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

アメリカ フリーメーソン 25年会員バッジ

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最近、書店では、ベストセラーとなった「ダ・ヴィンチ・コード」の作者ダン・ブラウンの新作「ロスト・シンボル」が平積みになっている。うーむ、今度のテーマはフリーメーソンなのか・・・。
ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」はつい読んでしまった私だが、さすがに勇気がなくて(笑)今のところ手が出ない。

というのは、「ダ・ヴィンチ・コード」も「天使と悪魔」も、「うんうん、そうだよね、細かいところには目をつぶって、作者にだまされてあげなきゃ」という、ひろーい心でわき上がる不満や疑念をなだめすかしながら読み進めていかないと、つらいばかりなのだもの。
そうやって読んでいけば、そこはさすがにベストセラー、それなりには楽しめるのである。「作者にだまされてあげながら読む」などというのは、昔の私にはできなかった芸当で、これも年の功なのかなあ。
逆に、たまーに、これらの本を読んで感化され、カトリック教会の陰謀に目覚めてしまう人がいるやに聞くが、まあそれはそいつの人生の修行が足らないってことで、他人に迷惑をかけない程度に自分の人生を棒に振るのも憲法に保障された自由であろう。

さて、そんなこんなで今度はカトリック教会に続いて、新作「ロスト・シンボル」でダン・ブラウンにナゾの陰謀組織に仕立てられてしまった(推測)フリーメーソンのバッジでも紹介しよう(実はストーリーよく知らん)。

GRAND LODGE F.δ.A.M OF FLORIDA 25YEARS A MASON」とあるバッジで、よくわからないが、フロリダ州支部(ロッジ)の25年会員のバッジらしい。
元はヨーロッパの石工組合というメーソンらしく、世界を見通す目、ソロモン神殿の柱、中央にはコンパスと直角定規、そしてGODを意味するともいわれる「G」などのシンボル盛り込まれている。こういう秘密めいたシンボルを愛好するあたりが、人を惹きつけるんじゃないかと思っているのだが・・・。
バッジ自体は、ツクリから見てそれほどに古くなさそうである。