カトリックはフリーメーソンを始め、さまざまな結社に対して敵対的態度を隠さず、時には露骨な弾圧を行ってきた。カトリックにはカトリック世界の秩序があるのであって、それによって世界を律しようという強い意識がある。
それ以外の秩序は邪魔であり、従ってそのメンバーは敵であり、攻撃を加えるのは組織としてある意味合理的ではある。
アメリカではさまざまな結社が勢力を競っているが、カトリック信者によって結成されたのが、このコロンブスの騎士団である。成立は1882年。団員間の社交と金銭援助を目的としている。
当初、カトリック協会側はこの動きに批判的だったが、信者間にコロンブス騎士団が支持されていること、教会に対して無害なことがわかると、今ではアメリカのカトリック大司教もメンバーに名を連ねるようになっているという。
メンバーの資格として、明確にカトリック信者の男性と規定しているところが特徴的である。
バッジのデザインは、斧、剣、錨を組み合わせたもの。K of Cとは、もちろんKnights of Columbus の略。