年数回行われているイベント「骨董ジャンボリー」。私はここ何回か行くようになっている。場所は例年どおり東京ビッグサイト。
参加業者数は500にもなるそうで、ざ~っとひとまわりするだけで2時間半くらいはかかった。ちょっと疲れた。この広い会場から、小さなバッジをあさろうというのが私の狙いである。
それにしても、ゴソゴソと会場の片隅でバッジをあさりをしている姿は、自分で言うのも何だが、あまりイケてる姿とは思えないが、そんなことを気にするようではコレクター道は歩めないのである。
それにしても骨董マニアというのは恐ろしい世界で、私ですらついていけないものを感じることもある。週末に各地で開催される青空骨董市では、夜も明け切らぬうちから懐中電灯片手にブツあさりをする人もいる。あんまり真似したくないというか、そんな早起きはできない。
実は前回の時は、割とおもしろいものが入手できたのである。なにが出るかわからない、そして値段は買う場所によって全然違うのも、ノミの市回りの醍醐味といえるかも。
たまに「えっ、そんなんでいいの?」と思うような価格を提示され、驚きを顔に表わさないよう苦心するシーンもある。すぐに感情が顔に表れる私は、これがすごく苦手・・・。
結果からいえば、今回の収穫はイマイチだった。細かな収穫はあったものの、これは!という一品は見つからなかった。
わざわざ出かけていって手ぶらで帰るのは、なんともいえず徒労感を感じる。といって大して欲しくもないものを買うのもバカバカしい。
まあ、そんなにしょっちゅうデモノにぶつかってばかりいてはサイフのほうがもたないけど。
こういう地道な積み重ねが、コレクターの歩みなのである。コレクションに王道なし。