徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

中国 中国アルバニア友誼万歳バッジ

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中国がらみのネタが続きます。

敵の敵は味方」というわけで、文革中国とホッジャ体制のアルバニアは急接近する。共にアメリカ帝国主義ソ連修正主義を敵として、国際的に孤立を深めていた。
しかしよくもまあ、バルカン半島の小国と東アジアの大国中国が、「わかってくれるのはキミだけだ」と言わんばかりに手を結んだものだ。
冷戦世界における珍妙な光景ではあった。

「中阿友誼万歳」と書かれたこのバッジは、60年代後半のものである。
黒い双頭の鷲と五星は、言うまでもなくそれぞれ国旗のアルバニアと中国のシンボルである。ガッチリ握った手は両国の緊密な友好関係を象徴する。
まあ結局は長続きしなかったのだけど・・・

このバッジ、似たようなデザインのものがいろいろ作られたようで、中国でバッジを漁っているとたまに目にすることがある。