最近左派関係バッジが続いたので、たまには普通の(?)日本モノなどを。
さて、この画像のバッジだが、これだけでは私も何のバッジかわからない。
「JMA」といっても、日本モノならJはJapan、AはたぶんAsociationなのだろうくらいには見当を付けてみても、そんな名前を持つ組織はゴマンとありそうだ。大体なんなのだこのヘビは。
しかし、ちゃんと箱付であるため、桐箱のフタには正体がちゃんと書いてあるのである。これがなくては永久に正体不明のままだったろう。もっとも、正体不明なら私も買ったりはしないわけだが。
箱には、「日本医師会会員章」とある。なるほど、それでヘビか。
救急のシンボルにも、杖に巻き付いたヘビが描かれているので見たこともある人も多いだろう。医学系学校の校章などにもよく見る。
杖はギリシャ神話で、死者すら蘇らせたという医学の神・アスクレピオスの杖、ヘビはアスクレピオスの化身なのだそうだ。
何で医療にヘビなんだという気もしなくもないが、ヘビを神聖視する文化は世界各地にあって決して珍しいものではない。ヘビに邪悪なイメージが付きまとうのは、キリスト教の悪しき影響ではないかと思うがどうなのだろう。
まあ神聖視にしろその逆の悪魔視にしろ、手足を持たない異様な姿を持ち、あの小さな身体で大きな動物(人間)を倒す力(毒)を持つヘビに対し、人間は超自然の力を認めたのだろう。
わかる気がするなあ。
日本医師会のホームページには、このバッジに描かれたシンボルマークがちゃんと掲載されていた。
さて、日本医師会というのは、正式名称、社団法人日本医師会、英称は Japan Medical Association(JMA)。日本の医師を会員とする公益法人で、医療に関するさまざまな活動を行っている組織である。会員数約16万人という。