徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 東海道新幹線開業記念タイピン(鉄道博物館の展示品)

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この週末、鉄道博物館に行ってきた。時間があったのでけっこう隅々まで歩き、かなり疲れたが、ちょっとした発見があった。

以前、当ブログの2011年2月12日の記事で0系新幹線バッジを紹介したことがあったが、鉄道博物館に同じモノが展示されていた。
記事に「パンダ」さんからコメントでご指摘いただいたとおりで、0系新幹線展示場のケースで発見した。鉄道博物館には前にもきたことがあるが、ここは初めて。最近できたのか、それとも単に気づかなかったのか。
桐箱にのし紙で「東海道新幹線開業記念 日本国有鉄道」と書かれてあり、説明のプレートには、「東海道新幹線開業記念タイピン 1964年(昭和39年)」とあった。
タイピンなのかバッジなのかは、形状よりも使用方法の違いによると思うが、いずれにせよ私の持っているモノと全く同一。写真を撮らせてもらった。

もし表面に何も書かれていない不明のバッジの正体を知るには、まず裏面に書かれている文字、箱があれば箱の文字、が決め手になる。それがないと、なかなか判明するのは難しい。
このバッジの場合もそうで、新幹線なのは一見して疑う余地はないが、一体何のために作られたどういうものかは、推測するほかなかったのである。
かなり凝ったツクリのしっかりしたモノだったため、ただの土産モノではないと考え、開通記念品かと思ったのだが、それも推測でしかなかった。

展示品を見て、なるほどと納得する次第。箱に巻かれたのし紙がなくなってしまったのは惜しい。箱に直接、金文字を押しておいてくれれば・・・とも思う。
今のうちに、紙に書いて箱に入れておいておこう。再び正体が不明になってしまわないように。

なお、鉄道博物館だが、車両の展示などは非常に充実しているものの、バッジ類の展示が少なくてちょっと不満。鉄道員は制服業であり、したがった徽章とは縁が深い。
ぜひ、鉄道博物館「鉄道と徽章」の企画展示会を開催してもらいたいと思う。