徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 越山会(田中角栄後援会)会員章

イメージ 1

このバッジを売り物として初めて見たのはもうずいぶん昔のことだが、その時は買わなかった。買おうかなとも思ったのだが、売り手の言い値がえらく高く、頭に来て買ってやらなかったのだ。
最近、某骨董市でやっと入手することができ、それもただ同然のような価格。ザマアミロである。もっとも、えらく時間がかかってしまったが・・・

田中角栄の後援会、それも日本最強最大の後援会として威勢を誇った越山会。1953年に結成され、最盛期には会員10万人を数えたというからすさまじい。しかし、1990年に政界引退時に越山会も解散。田中真紀子へと看板は引き継がれたが、その下に越山会が再結成することはなかった。
もう日本でこれほどの後援会が生まれることはないだろうなあ・・・

それにしても、「越山会」という名称だが、地元の英雄・上杉謙信の詩に由来するのだそうで、山を越えて都に攻め入る、という気概が込められているという。
なるほど、という感じである。

さて、バッジだが、襟のボタンホールに留めるネジ留め式。裏面には「越山会々員章」という字が見える。会員数は膨大だったから、新潟方面ではけっこうよく見られるバッジなのかもしれない。