徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

北朝鮮 金日成・金正日バッジ(ニセモノ、それも特にデキが悪い)

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金日成バッジや金正日バッジのニセモノがたくさん作られているということは、北朝鮮に関心ある人の間では広く認識されている。某ネットオークションでもたくさん偽バッジが出品されているので、容易に入手できる(注:本物ももちろん出ることもある)。
そんなニセモノに限って、「中国の朝鮮国境で買った本物」だの、「脱北者から入手」だの、しょうもない説明をつけていたりして、失笑させられる。

今ではかなり情報量が増えているので、あからさまなニセモノに騙されることは少なくなったろうが、それでも何年か前は混乱もあったようだ。

このバッジはニセモノバッジの中でもかなり程度の悪いニセモノ。中国産である。
画像の解像度が低すぎ、金親子の肖像がかなり変だ。おそらく肖像の目の部分がつぶれて消えてしまったので、瞳の「点」を描き加えたのだろう。ぽつんと穴の開いたような瞳が違和感を高めている。ひどすぎる・・・

もっとも、最近はここまでひどいニセモノは少なくなってきた。もう少しデキのいいニセモノが現在は主流と言っていいだろう。なお、中国国内では、北朝鮮の金バッジを対象にしたと思われるが、「他国の指導者」の肖像バッジを作ることを規制しているようで、当局の通知を見たことがある。
しかし、実際には、箱詰め状態でニセ金バッジが流通しているのを私は最近も目の当たりにしており、通知の効果のほうはあんまりないのではないかと思われる。

以前、ホンモノニセモノ比較を掲載したことがあるので参考に。