徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 衆議院前議員記章

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先日の参議院選挙。自民党の歴史的大敗で連日ニュースが盛り上がっている。
自民党の大物議員まで落選が相次いだが、あれ落選した本人はたまらんだろうなあ。無念さと悔しさでうちひしがれているところに、「今回の結果をどう思われますか」などとマイク向けられるんだもの。
しかし、そこはプロの議員。顔をこわばらせつつも、「私の不徳の致すところで・・・」などとコメントするのである。大変だね。

さて、赤(衆議院)や紺(参議院)のザブトン付きバッジを胸に光らせて闊歩していた彼らも、落選すればただの人。・・・・だが、実は落選議員がもらえるバッジがあるのである。
それが通称「前議員記章」といわれるバッジで、申請により交付される。
これをつけていると、国会本会議場の前議員席や公衆席、そして議院各委員会に出入りできるのである。国会内における通行証のようなものと思えばいいだろうか。

この前議員記章、11弁の菊紋は普通の議員バッジと同じだが、参議院は緑色、衆議院は黄色のザブトンつきなので容易に区別できる。

本当はここでは参議院の緑のザブトン付きの前議員記章を紹介したかったのだが画像がないので、かわりに衆議院の方の前議員記章を紹介しよう。
画像のバッジは残念ながらマイコレクションじゃなくて、知人から入手したデジカメ画像だ(もらっておいて文句いうのもなんだが、もう少し鮮明な画像がほしかったな・・・)。
裏面にはシリアルナンバーが刻印されているそうである。

ところで・・・これはさる議員秘書経験者から聞いた話だ。前議員記章というのが正式名称なのだが、国会関係者の間ではひそかに別の名前で通っているという。
通称、ブタバッジ
ひでぇ(笑)。

いやぁ、それを聞いて思わず笑ってしまったものだ。「選挙落ちればただの人」とはよく言われるものの、ここまで露骨に周りの目が変わるのかと。ただの人どころかブタ
議員先生も大変だなあ、と(とってつけたように)言っておこう。