徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 衆議院議員記章 第46回選挙(2012年)

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暑さ寒さも彼岸まで。最近はすっかり過ごしやすい気候で助かる。今日はまたさわやかな日和で、私は平和な秋の一日を満喫していた。

しかし私が平和な休日を満喫している間、政治の世界ではもう大変なことになっていて、こんどの選挙がどうなるか全く訳が分からない。このまま与党が信任されて自民党中心の政権が続くか。はたまた形がまだ定まらない新党が追い風に乗って自民党を食い破るのか。

選挙結果はどうあれ、選挙が終われば、また新しい議員記章が作られることになる。
衆議院議員のバッジは、裏面に選挙回数が刻されている(この点参議院記章とは異なる)。つまり次の選挙で当選した議員は、表面はこれまでと全く変わらないが、裏面に「第四十八回総選挙」と文字のあるバッジを登院時にもらうことになるはずである。

実はこの画像のバッジは私のコレクションではない(残念ながら)。一応出所は秘すが、何年か前に知り合いのその筋の人に、「バッジが見たい」と要望したら快く見せてくれたものだ。図々しいお願いのようだが、私にとっては、まあその程度の頼みはできる人だったのである。
(国会議員というのは雲の上の存在のように見えるが、実際には結構身近にいるものでもある。考えてみれば、衆参合わせて常時700人以上もいるのだ)
折角の機会なので、バシバシ手持ちのカメラで写させてもらったものだ。

このバッジは、撮影当時は最新のバッジで、確か第46回選挙が終わってからほどない頃であったように記憶する。着脱防止のヒモもオリジナル。議員バッジは、常時つけていることが多く、そのため汚損しているものも多い。しかしこれはまだ未使用に近い美品である。
メッキはピカピカで傷も見えず、臙脂色の座布団も全く摩滅していなかった。

そうか、もともとはこういう状態なのか・・・と議員バッジも古いものしか知らない私は、新品状態を新鮮な気持ちで眺めたものである。

しかしまあ、国会議員バッジというとたいそう偉そうなものと思っている人も多かろうが、実態は目をむくような豪華なシロモノ、というものではない。
国会議員という権威に目くらましされて、実態よりもスゴイものと認識されている気がする。

繰り返すが、バッジのデザイン、ツクリ自体は選挙ごとに変わるわけではない。ということは、当選回数の多い議員の場合、なん通りものバッジを持っているはずで、常に最新の当選時ものを使っているとは限らないだろうと思っている。古株議員のつけているバッジは、実はすごく古いものだったりして・・・。

ともあれ、来週には公示される次期衆議院総選挙。「バッジ争奪戦(=議席争い)」の結果やいかに・・・。