徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 貴族院議員章

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休日の深夜にダラダラと見ている番組としてはオリンピックとかスポーツ実況が最適だ。来年の北京五輪は日本と時差が1時間しかないので、深夜の実況がなくて残念だ。
選挙速報番組もなかなかいい。大物議員が落選したり党幹部の動揺した様子なんか見ていておもしろい。
今日は参議院選挙の日。実質、どこまで自民党が負けるかという選挙である。

まあ選挙結果のことはともかく、参議院議員である。参議院議員章(議員バッジ)は持っていないのだが、参議院の前身である貴族院(1890~1947)の議員章を紹介しよう。
参議院議員章は以前も紹介したことがあるのだが、こちらのバッジは、裏面が別のツクリになっているのが興味深い。裏面には「貴族院」の刻印が見て取れる。

バッジを服に止める方式はたくさんあって、細かく分ければきりがないほどである。
実は、貴族院議員章は、私のコレクションにいくつかあるのだが、同じ貴族院議員章でも、ねじ込み式、ハサミ式、バネ式の異なる3種類がそろっている。(名称は便宜上つけたもの。正式名は知らない。)
昔は洋服や和服につける都合上、今より服に留める方法にバリエーションが求められたのかもしれないと想像している。

そして、画像のバッジはバネ式のもので、2枚の羽状に開いた部分を畳んでボタンホールなどに通した後で開いて抜け落ちないようにする。現在ではまず作られていないタイプである。着脱しやすいのがミソだが、ツクリがやや複雑なのと、ほかの方式に比べれば取れてしまう可能性があるのが難点か。