徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 大阪市議会議員章

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自民党VS民主党の対決姿勢が強まる中、注目を集めた大阪府知事
フタを開けてみればタレント弁護士候補の圧勝。正直、ここまで圧勝するとは予想していなかった私にとってはかなり意外な結果。・・・大阪ってのはタレントが選挙に強いのか。それとも大阪に限った話じゃないのか?

しかし、どうにもクセの強い知事の誕生である。今にも失言問題で物議を醸しそうな雰囲気があるのだが、早くもマスコミもそれに期待してるような。・・・知事は府職員との対決を意識した発言を繰り返してきているが、議会との対決はそれに輪をかけてミモノである。
予算の削減は、関係議員との衝突必至だからだ。だから一般に与党知事はなかなか大胆な予算への切り込みができないものなんだが、まあどうなることやら。

というわけで、今日は大阪府議の議員章でも紹介しようと思ったら、タイムリーな話題の大阪府議会のがなかったので、かわりに大阪市の議員章を紹介してお茶を濁すことにする。

これも古そうなバッジで、おそらく今の大阪府議章は全然違うはずである。
紫色のザブトンの真ん中に、ケータイのアンテナマークに似た金色の大阪市のシンボル。なんのマークかと思えば、調べてみたら、これ「みおつくし(澪標)」なのだそうだ。「みおつくし」というのは、難波江の浅瀬に立てられていた水路の標識のことで、水運で栄えた大阪のシンボルとされているようである。
裏面には「大阪市」の文字と3桁のシリアルナンバーの刻印がある。

紫色のザブトンは、いわゆるベッチン(綿ビロードのこと)で、うっすらと剥げてきている。台は銀製でsilverの刻印が見える。
バッジについて個人的好みで評論すると(笑)、「意外に安っぽい」というのが率直なところ。時代は異なると思うが、京都市議会の議員章のほうがずっと素晴らしいデキだ。いや、純粋にバッジの出来の話だけど。

台座のツクリはそれなりにしっかりしているが、ザブトンの薄さと材質の悪さが、経年劣化によってさらにチープ感をさらに増している。
金色に光るシンボルは金張のようで、よく見ると良さもあるんだが、それだけじゃちょっとねえ。・・・ということで、私の評価はあんまり高くない。

というわけで、ちなみに大阪府のシンボルは千生りヒョウタンをデザイン化したもの。バッジも現物を見てみたいものだ。