徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 東京都議会議員章

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当ブログでこのところ急にアクセスが伸びているのが、東京都議会議員バッジだ。
なぜって、それはまあ、例の桝添効果であろう。

今年の地方議会は、7月の参院選の影響で6月議会が例年より早く開催されており、東京都では6月1日に開会した。
桝添知事の政治資金を巡る疑惑は連日マスコミで大々的に報じられ、国民的な関心を集めている。しかし、内容はいずれもセコイものばかりで、「巨悪」というより生活感ある「ゴマカシ」であり、その分国民からすると「特権を笠に着てずるいことをやっている」という不公平感を刺激しやすい。それも大東京都の知名度の高い知事である。トンチンカンというほかない「第三者」の調査報告や、それを盾に逃げの一手の知事の対応もあって、当初私が予想していたよりもどんどん状況はヒートアップしている。

おかげで連日都議会のニュースが全国放送で流れ、その影響で東京都の議員バッジについて検索した人がこのブログにたどり着いている、ということのようだ。
で、そんな人のためにちょっと断っておきたいが、ここで紹介している議員バッジの多くは現用品ではない。現在は使われていない古いタイプなのでご注意いただきたい。

地方議会の(都道府県市町村)の議員バッジは、国会議員のバッジと同じく何度もモデルチェンジを経て現在に至っているので、東京都の議員バッジといっても、時代により大きくその姿は異なる。
もっとも、そのモデルチェンジがなぜ必要だったのかがよくわからない。理由は不明ながら、議員バッジは時代により唐突に大きく変わったり、微妙に変化したりしているのである。

今回の画像は、中央に東京都マークが入ったザブトン式バッジである。糸束でできていてふかふかとしており、色は紫色である。ちょっと表現しにくいが、ビロード張りではないので擦り切れにくいタイプだが、反面ふかふかしているので中央のマークが埋もれて見えづらくなってしまったり、逆に過度の使用で劣化すると小さく固まってしまったりすることもある。
このバッジは保存状態もよく、ザブトンの状態は良好である。ネジ留めは平たくなっており、そこに「東京都議会議員章」の文字と3ケタのシリアルナンバーが刻印されている。

なお、これまで当ブログではすでに2種類の東京都議会議員章を紹介しているので、あわせてご覧いただきたいと思う。