次もアメリカ大統領関係。もっとも今日の落選したヤツだけど。
１９６４年の大統領選挙。昨日のリチャードニクソンが大統領になったのが１９６８年。その前の選挙のことである。共和党ベリー・ゴールドウォーターは、暗殺されたジョン・Ｆ・ケネディの副大統領でもあった民主党リンドン・ジョンソンと大統領の座を争った。
このバッジは大統領選挙のキャンペーンバッジである。手前右側の眼鏡の男がゴールドウォーター、奥の左側が副大統領候補ウィリアム・ミラー。
公民権法（人種差別の撤廃）の制定に反対するなどのタカ派と目された人物だが、結局有権者の支持を得られず、選挙戦ではジョンソンに大敗を喫することになる。
どういうわけか、このバッジの上には漢字で「自由の隊」と書いてある（たぶん）。漢字を分かってない人が真似して書いたとしか思えない。でも自由の隊ってなんだ。意味通じますかこれ？ 言いたいことは予想できるけど・・・中国系の市民に支持を訴えるためのグッズなのだろうか。
アメリカ大統領選挙の年がやってくるたび、おびただしいキャンペーングッズが製作されるが、バッジはその中で定番アイテムだ。コレクターだってもちろんいる。日本には定着しなかった政治の光景である。むしろ、台湾や韓国のほうが近い気がする。
