徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

(幻の)スコットランド国 スコットランド民族党バッジ

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ギフトショーについてはまた次回、今日はスコットランド民族党住民投票キャンペーンバッジを取り上げたい。

今週の国際ニュースでやはり話題をさらったのが、スコットランド独立の是非を問う住民投票であった。スコットランドは300年以上イギリスの一部であり続けたとはいえ、イングランド中心のイギリスとは異なる国家意識を持ち続けていたことを知らしめた一件であった。

しかし、この問題はイギリス国内だけの話に留まらなかった。世界中には民族意識の違いから独立を志向する地域があちこちにあり、そこでスコットランドのような「1票でも多ければ独立」などという住民投票やるわけにはいかないからだ。民族間の軋轢が高まる中国やロシアだけではない。欧米でも民族問題という火種を抱えた国はたくさんある。

事前の調査では、独立に賛成・反対がほぼ拮抗という実に微妙なバランスだったのが、フタを開けて見れば「反対55・25%、賛成44・65%」と、これまで行われたどの調査結果よりも反対票割合が多かった。私も反対という結果を予測したものの、もっと僅差になると思っていた。
実際問題とすれば、住民の多くが独立に伴うリスクを不安視した、ということだろう。私のようなヤジウマなら、独立賛成派が勝ったらすごいぞ、などと無責任な興味を持って見ていられるが、政治的経済的な環境が大きく変わるとなると、慎重になるのももっともだ。

さて、スコットランドの独立の運動基盤となったスコットランド民族党(国民党と訳すところも多い)。その公式サイトを見ていたら、選挙キャンペーングッズを売っていたのが目をひいた。
「YES」と書かれたマグカップやタオル、SNPのロゴ入りポロシャツなどもある。
しかし、やはりバッジの種類が豊富で安い。値段は2~3ユーロだ。やはりこのような歴史的キャンペーンにはバッジは欠かせないアイテムなのだ。

それにしても、選挙終わったのにまだ売ってるよ・・・。
というわけで、今回のスコットランド独立投票に歴史的意義を感じておられる皆さん、独立賛成グッズを入手するなら今のうちですよ!