中東諸国というのは、徽章文化があまり発達しなかった地域であるようだ。イラクやイランなどでは王政時代には煌びやかな勲章がたくさん作られたのだが、それはヨーロッパの模倣に過ぎず、ごく一部階級のモノに留まったようだ。少なくとも、日本や中国のように、大衆組織にまで徽章を作ったり身につけたりする習慣は広がらなかったということはできるだろう。
というわけで、フセインバッジも他にも色々あるのだが、どれもこれも、バッジとしておもしろいものはあまりない。
通常、世界の現代史を眺めてみても、個人崇拝体制には指導者バッジの存在は欠かせないのだが、背景となる徽章文化自体が希薄だとこういう感じになるのか、という思いでこれらのバッジを眺めている。
通常、世界の現代史を眺めてみても、個人崇拝体制には指導者バッジの存在は欠かせないのだが、背景となる徽章文化自体が希薄だとこういう感じになるのか、という思いでこれらのバッジを眺めている。
参考に、以前紹介したフセインバッジ。
いずれも、あんまり感心できるバッジではない。素材、デザイン、ツクリ、そしてなによりバッジ作りにかける気合い・・・ともに低レベルな品々だ。
フセインバッジ・例1
フセインバッジ・例2
フセインバッジ・例3
いずれも、あんまり感心できるバッジではない。素材、デザイン、ツクリ、そしてなによりバッジ作りにかける気合い・・・ともに低レベルな品々だ。
フセインバッジ・例1
フセインバッジ・例2
フセインバッジ・例3