徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 創価学会「関西錦宝会」バッジ

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日本の新宗教の中でも、断然の知名度組織力を誇るのが創価学会である。

昔、私の家にも、中学校の同級生が公明党への投票を突然呼びかけにきたこともあったが、その時まで彼女が学会員とはもちろん知らなかったので、アイツそんなことやってるのか、と驚いたり、学会の組織力を垣間見たような気がしたりしたものだ。今もやってるのかなあ。

もともと日蓮宗の小規模宗派である日蓮正宗の在家仏教集団であるが、日蓮正宗との確執が深刻化、ついに1990年、日蓮正宗創価学会を破門するに至る。創価学会日蓮正宗を「仏敵」と表現し、敵意をむき出しにしている。

他宗教に鷹揚な姿勢の新宗教も多い中、創価学会の態度はかなり厳格である。
創価学会を支持母体とする公明党に対し、立正校正会、PL教団、解脱会、善隣教、霊波之光教会などが「新日本宗教団体連合会」を結成、国会議員を推薦するなどの動きを見せているという(「日本の10大新宗教幻冬舎新書)。

創価学会信者数は公称1,000万人、実際には400万くらいとも言われているらしいが、400万にしてもすごい数である。
そして、宗教団体を含めた結社というのは、巨大化すると細分化されるという法則がある。

創価学会にはたくさんの組織があるが、このバッジは「関西錦宝会」のバッジである。
老人部(65歳以上)は「多宝会」と呼ばれるが、特に関西では「関西錦宝会」という。

中央に描かれているマークは「八葉蓮華」という創価学会のシンボルマークで、1977年に制定されたもの。「。八つの葉が見せる幾重もの広がりは、日蓮大聖人の仏法が世界を包んで流布する姿を象徴」しているという。
創価学会関係のグッズでは、例の三色旗とともによくお目にかかるマークである。